2006,Feb,2(Thu)~9(Thu)
New York
赤文字は同行したOLIVEの日記です。
2/2(Thu)
夕方NYに着いて、寝不足の疲れた体にムチを打ちIridiumに行った。
Drumの田井中さんがDr.Lonnie Smith Trioで出演する予定になっていたからだ。
でも残念ながら田井中さんは体調不良のためトラを入れていた。
演奏出来ないほど酷いというのは心配だ。後で電話してみようと思う。
ところで、オルガントリオって初めて聴いたが素晴らしかった。
ギターはPeter Bernsteinだった。以前、JimmyCobbグループで聴いたことがあったが
この人の演奏は本当に魅力的だ。早速一杯感動した。
それから偶然に昨年熊本でライブをやった時にお世話になったルウさんとばったりここで
会った。彼女達は5人で、北九州 在住のピアニスト野本さんのレコーディングに付き合う
ために熊本からやってきたそうだ。
野本さんはPeter Washington とJimmy Cobbとのトリオで録音されるそうだ。素晴らしい!
昨夜はその後、ホテルに帰ってPCをネットにつなげるために格闘。結局駄目であきらめて
寝て、今朝やっとつながった。

Dr.Lonnie Smith Trio
Dr.Lonnie Smith(Org) Trioの演奏を聴きました。
あ〜、久しぶりだ。"N.Yの音"だ!
1曲目が終わるとオルガンのふたを開けて音を調節していた。オルガンの中身ってこんな風
になってるのか〜。真空管が見えた。
初めて生で聴いたオルガンの素晴らしさに感激!
何でも弾く人だが、バラードを本当に見事に歌い上げるその奏法に自然と涙が出た。
Ellingtonの"Just Squeeze Me"は最高だった。
帰りに写真を一緒に撮ってもらい、お喋り出来た。
P.Cとデジカメを繋ぐケーブルを忘れちゃったので写真は又後日。
杖で私の足を突っついたりして、何ともチャメっ気たっぷりなオジチャンであった。。。
”Ouch!" おっちゃん、痛いねん。
2/3(Fri)
今回の旅行のテーマは「saving」
でもGreenwich Villageに泊まりたかった。
それで、webを念入りに探して決めたのが5th Ave.と6th Ave.の間で11th St.にあるホテル。
Village Vanguardから徒歩で10分かからない。
共同トイレ、バス、さらにメチャ狭いが朝食付で二人で 税込み$100しない。
今朝は早速、その無料朝食を食べてCDショップ巡りをした。
今日の目的地は徒歩圏内のBleecker St.
ここはNYに来るたびに2度3度と訪れる通りだ。
雑貨やバッグなど一杯売っていて楽しい。
いつもの鞄屋で息子に頼まれたKiplingのバッグと自分の財布 をどこが「Saving」なのだと
言われながら買ってしまった。
でも今回は初めて、僕の酷い英語でも値切ったらあっさりと 受け入れてくれた(^o^)
「I'm a regular」かな?
肝心のCDは「Disk-O-Rama」でAlbert Ammons&Meade Lux Lewisを買っただけ。
今日はVillageで3軒、その後East Villageでも3軒のぞいて みたが、収穫なし。
先程のショップはほとんどのCDが$9.99 と欲しいものが見つかれば安いと思う。
「Saving」といいながら夜はライブハウスをはしごして しまった(^_^;)
Village VanguardでJoe Wilder(tp)のカルテットを聴いた。
John Webber(b)とLewis Nash(dr)のリズムセクションが 素敵だった。
生で聴くLewis Nashは初めて、とても感動した。
Michael Weiss(pf)は初めて聴いたが、ソロの内容もとても良いのだが、バッキングは
特によかった。
リーダーのJoe Wilderも全く知らなかったが、深みのある 伝統的な演奏を聴かせてくれた。
次にBirdlandで“Manhattan Transfer”のメンバーの一人であるCheryl Bentyneが
トリオを率いてのステージを聴いた。 これもとても良かった。
はしごして少し疲れた。地下鉄で14丁目まで戻って、夜中にピザを食べて帰った。
N.Y2日目。
チャージの要らないJazzの生演奏が聴けるレストランやバーを開拓して"チープ周遊コース"を
作ろう!と張り切っていたのに、今日は結局、お高いコースになってしまった(^^;)
いくらN.Yは東京より安くJazzが聴けるとは言っても、老舗のJazz Clubに行くとミニマム
チャージ等を入れると$30〜$50はかかる。
24時間地下鉄は動いている訳で、大体1st Showが9pmから、2nd Showは11pmからなので
ライブハウスのはしごも出来る。
短い滞在期間ながら、沢山の演奏を聴いて帰りたい。
決してお金に余裕が有って来ている訳では無い。
逆に余裕の無い時にこそ、心を豊かにする為に「よし、N.Yに行こう!」と思う。
航空券、宿、格安で尚且つ少しでも条件の良い場所を必死に探す。狭くても、バス、トイレ共同
でも窓から見える景色は一緒、憧れのGreenwich Villageである。
歩いて数分の所には 70年の歴史を誇るVillage Vanguard。今日の1軒目である。
Joe Wilder(Tp)Quintet。店は超満員! カウント・ベイシーのヨーロッパツアーでの思い出話、
食べたソウルフードの話等で、笑わせた。リズムセクションも最高で味わい深い演奏だった。
そして2軒目、Birdland。
Manhattan TransferのCheryl Bentyne(vo)のShow。かなり空いていた。
4日間、8ステージをこなすのだから、大変だ。
自由自在に幾通りにも声色を使い分ける、抜群の歌唱力。
そして Corey Allen(p)のアレンジの素晴らしさ。But Beautifulで又泣いた。
毎日泣いてて化粧はいつもグシャグシャである(笑)
そして、自分の目指している世界が又少し遠のいた気がした。
レベルが高い。歌に関しては日本ではこれだけの歌手は残念ながら居ない。本当に素晴らしい。
終わってから、気に入ったアレンジなどを話した。
良く、聴いてるわね、貴方はSinger?と言われた(^^;)
今年はメチャ暖かいN.Y。10℃以上の日が続いている。
Washington square parkで爽やかな風にあたりながら、充電している自分を感じてとても
幸せな気持ちになった。
沢山の人にJazzの楽しさを伝えられる歌い手になりたい。
さて、明日は何処へ行こうかな。 Oliveはまだまだ充電中♪
2/4(Sat)
昼間はJazz Record Centerに行きFrank HewittのCD等何枚 か買い、Barry Harrisの欲しい
CDがCDでなくLPであったのでそれを1枚と本も買った。
それからこの周辺にブランチライブをやっている店が有るというので寄ってみたが、店が
代替りしてライブはなくなっていた。
夜はSweet RhythmでVincent Herring Quartetを聴いた。
ピアノはAnthony Wansey、ベースはRich Goods、ドラムはE.J.Stricklandだった。
黒人4人の先鋭的な演奏は圧巻だった。

Vincent Herring
その後ノーチャージだというのでKavehazに行ったが、Vib, Saxの入ったクインテットが
やっていた。 オリジナルだと思われる曲を延々やっていた。演奏は上手いが、どれも同じに
聞えてつまらない。
演奏の善し悪しはやはり技術以外のもので決まると思った。
昼、夜とVillageとChelseaを往復した一日だった。
2/5(Sun)
今回のNY旅行で是非実現したかったことのひとつが Minton'sを訪ねる事だった。
隣の「Cecil」ホテルは まだ営業しているようだったが、Minton'sは看板だけ。
でもここでMonk等がBe-Bopを創成していたんだと思うと 感慨ひとしおだった。
Harlemに住んでいる人達には笑われそうだが、これまではちょっと腰が引けて近づかなかった
125丁目は実は今や全く 穏やかだった。むしろ温かくて懐かしいような感じがした。
(ご存知、APOLLO劇場)
残念ながらJazz Museum In Harlemは日曜だったため休館だった。

Minton's Playhouse
St. Peter's ChurchはMonkの葬儀を執り行った教会だ。
そんな理由で是非訪れたかった場所のひとつで、また日曜日は5時からJazz Liveも
行われているという。
それには間に合わなかったが、7時半からJim Phillipsさんの メモリアルコンサートが
有るというので 聴衆の一人となった。
Jimさんは昨年10月に亡くなられたベース奏者で 作曲家だ。奥さんのLilさんの歌を
はじめゆかりのある 数人の歌手や演奏家が思い出を語ったり演奏したりする 約3時間
に及ぶ感動的なコンサートだった。
ピアノのLarry WillsやサックスのHoward Johnsonなど も演奏に参加していた。
Jimさんの曲もそれを歌うLilさんも素晴らしかった。
Oliveは感動して彼女のCDをすぐ購入した。

St.Peter's Church
ハーレムに向かっていたつもりが、気が付いたらあれれ???
番地の数が段々減っちょる。。。
ギョエ〜、クイーンズに来てもーた!(^_^;)
いつも自分で歌ってるがなー、A Trainに乗れって!(爆)
Oliveの方向音痴ぶりは半端じゃないのだ。
「どっちが東ですか〜? 北ですか〜?」
地図をぐるぐる回して歩いとります。 この碁盤の目のマンハッタンで(笑)
ハーレムの人は本当に温かいな〜。
今回のN.Yも素晴らしい演奏、そして温かい人達との出会いに毎日感動で一杯です(;_;)
Monkの葬儀も執り行われたという、Jazzに大変縁のあるSt.Peter's Churchへ行ってみると
昨年他界したベーシストのJim PhillipsのMemorialの演奏を偶然聴く事が出来た。
ミュージシャンも淙々たる顔触れだったが、彼の奥様、Ms. Lil Phillipsの歌に本当に感激して
しまった。目を閉じて聴いていると、まるでDinah Washingtonそっくりだ。
ただただ、ストレートな歌である。
Sweet Rythmでも強力な先鋭的な演奏を聴いて同じように思った事は、jazzとはやはり黒人の
元に生れ、黒人のものであるということ。手先や口先のテクニックでは無い。
バネの強さ、全身全霊から溢れくる魂の叫びである。
どんな事をしたって、この人達には到底叶うはずなどある訳が無い。
Ms. Lilから素晴らしい言葉を頂いた。
「Thank you for sharing the LOVE」
いつまでも私の中でRepeatされて、涙がすぐに出てくる。
誰か、彼女を日本に招いてくれないかな。。。
あまり有名ではないけど、素晴らしい黒人歌手は沢山いる。
でも、残念ながらまだまだ差別意識もある。
一昨日、レストランでチップが少ないと凄い剣幕で言われた。50¢ぐらい少ないと言う話で
ある。「チップは20%ぐらいは払うもんなんだ、分かったか?このポンニチ野郎!」ってな具合。
『こんな店、二度と来るか、バーローーー!』
アジア人に対してもかなりのものだな。ちと不愉快。
2/6(Mon)
月曜日の7時半にPaul Westご夫妻とLocal 802で待ち合わせをした。
約9ヶ月ぶりの再会だ。
また以前ここでホストバンドのベースをやっていた友人からNYへ行ったら寄るように
言われていたのがやっと 実現した。
この日はJam Sessionでたくさんのミュージシャンが集まっていた。
NYで活動している日本人ミュージシャンもかなり来ていた。
次々にミュージシャンが交替してそれぞれ力のある演奏を繰り広げていた。
自分は「Alone Together」をtp,saxのクインテットでやった。
その時、ベースはマーヴィーさんでご一緒するのは7、8年ぶりくらいだろうか。
旧知のマーヴィーさんやクニさんに本当に久しぶりに会えた事、初めてnabukojazzさんに
会えた事、また岡山のきょうこちゃんがとても良い演奏をしていた事等が嬉しくて本当に
楽しい会になった。

(写真はきょうこちゃん=pf、Paulさん=b、saxは二本くっつけてポリフォニックで演奏していた)
その後Paulさんご夫妻にEast Villageにあるお寿司屋さんに案内してもらって、東京でも
あまりありつけないような美味しい寿司を食べた。
とにかくHappy!な一日だった。
2/7(Tue)
午後3時に田井中さんと待ち合わせ彼のアパートの近所のコーヒーショップで会って
いろんな話を聞かせてもらった。
ミュージシャンとしてためになる事、興味深い事などあっという間に時間が過ぎてまた
今日も幸せな気分になった。
その後、宿に帰って休んでいるとPaul夫人から電話で、 昨日僕が欲しがっていた
Roni Ben-Hurの「Talk Jazz」をプレゼントしてくれるという。
今日はVanguardでのBarry Harris Trioを聴きに行く。
そこにわざわざ持ってきてくれるという。
もうただただ恐縮するばかり。Paulさん、本当に有り難うございました。
Vanguardでは北九州の野本さん、熊本のるうさん、「酔ing」のマスターご夫妻とも再会。
野本さんもレコーディングが上手く行ったようで穏やかな感じだった。
田井中さんも聴きに現われ、その後Paulさんも本を持参して来て下さった。
演奏は相変わらず素敵だ。(2年前にも同じ所で聴いた)
9時からのステージは感動のあまりただのジャズファン親父だった。
ドリンク1杯追加のみで11時からも聴けるというので残った。
聴衆は少し減ったけれど、リラックスしたBarryさんの演奏はすごく沁みてくる。

相変わらずジャズファン親父で終わった。
普段CD等で集中して聴いている音がそこで演奏されているというのは不思議な感じがする。
(そんなことを言う方が変?)
何がどうこうでなく例によって「Nasciment」で締めくくった後、おまけの「Besame Mucho」
が少しあり終演。

With Mr. Barry Harris (photo by M.Uchino)
そこにきていたRoniさんにまで本にサインしてもらい、全くお上りさん的ジャズファン親父で
ホテルに帰った。
演奏曲目
1st
01)Sometimes I'm Happy
02) ?
03)'Round Midnight
04)All God's Chillun Got Rhythm
05)Sweet Lorraine
06)Bouncing With Bud
07)My Ideal
08)Blues In The Closet
09)Nascimento
2nd
01)Tea For Two
02)Dear Old Stockholm
03)I'll Keep Loving You
04)Somebody Loves You
05)Medley~
It Never Entered My Mind
If You Could See Me Now
Like Someone In Love
Prelude To A Kiss
06)52nd Street Theme
07)Nascimento
encore
Besame Mucho
1stの2曲目は知らない曲でした。
ハーレムに行った目的の一つに"The Jazz Museum in Harlem"を訪れてみたいという事があった。
日曜日、いくら探しても見つからなかった。 どーやら、お休みだったらしい。。
今日に再度訪れた。そこはOfficeだった。人に尋ねても知らない訳だ(^^;)
'02年より考案され、この先1〜2年ぐらいで完成するという話である。週に一度このOffice内で
演奏を聴いたり、Filmを上映したりといったイベントが今は行われている様だ。
Harlemに素晴らしい新名所が誕生する訳である。
温かく歓迎され、僅かばかりの寄付をした。
お茶を頂きながら構想図を眺めた。
年代ごとに仕切られているフロアー。Jazzの歴史が語られるMusium。なんて素敵!
次回訪れる際には完成しているだろうか。楽しみが又増えた。
どうか、Harlemにこんな素晴らしいPlanが現在進行中である事を多くの方に伝えて欲しい。
Offices of THE JAZZ MUSEUM IN HARLEM
104East 126th Street
Between Park and Lexington Avenues
http://www.jazzmuseuminharlem.org/index.htm
webを見たらVisitorsの所に私達の写真を掲載してくれていました。
http://www.jazzmuseuminharlem.org/visitors.html
夜は、Village VanguardでDr.Barry Harrisさまを聴いてきた。
1st stageを聴いて、もう1stage stayしたいと言ったら、後1 drinkの追加だけで席も好きな所に
移動して良いとのことだったので、前でへばり付いて聴いた。
I'll Keep Loving Youで又、泣いた。
Jazz部門でグラミー賞を受賞してCaliforniaから帰国したばかりのDr.Barryさま。
All That jazzの表紙にBarryさまの写真。新聞のタイトルは "1000% Jazz Man"
今日も行くぞ〜♪
しかし、お酒が飲めなくなった。
そう言えば、チャーリー・パーカーのお家に行って拝んできた。
注(Charlie Parker ResidenceはAve.B, E10th, Tompkins Square Parkの脇にある。
Bill Crowの「さよならバードランド」にもその時代の話が出てくる)
良い歌手になれる様に。。。
だからかな、「お酒のんじゃいけません!」って(笑)

2/8(Wed)
NYで最後の夜もVanguardでBarry Harris Trio を聴いた。
この日も2ステージ聴いて堪能してきた。
Earl May, Leroy Williamsとの三位一体の自由度の 高い演奏は演奏者それぞれの能力と経験、
3人のあうんの呼吸から得られるもので、こういったトリオは他に存在しないかも知れない。
この日はnabukojazzさんに紹介していただいたLarry Ham等、ピアニストが沢山聴きに来て
いたようだ。
NYのミュージシャンも気にしているんですね。
2日間4回ステージを聴き、その中で同じ曲も演奏されたが同じようには演奏されなかった。
Barryさんのソロで始まる演奏は何が始まるのか、またある曲から急に違う曲になったりと
変幻自在だ。
でもトリオはここぞ、というところで不思議なくらいぴったりと合う。
BarryさんはSoloも結構長めで様々なアイディアが次々と湧き出てくるようだ。
明日は帰国しなければならない。まだNYにいられたら今日も聴きに行っただろう。
演奏曲目
1st
01)Tea For Two
02)Out Of Nowhere
~Casbah
03)I'll Keep Loving You
04)What Is This Thing Called Love
05)All The Things You Are
06)Lush Life
~Prelude To A Kiss
07)Nascimento
2nd
01)All God's Chillun Got Rhythm
02)'Round Midnight
03)How High The Moon
04)I Should Care
05)Just One Of Those Things
06)A Nightingale Sang In Berkeley Square
07)Now Is The Time
08)The Best Thing For You
09)Don't Blame Me
10)She
11)Nascimento
2ndの8曲目は知らない曲でした。
最後の夜はVillage Vanguard『Dr.Barry Harris Trio』で締めくくり。
やはりプラス1ドリンクで2ステージ目も聴けるとの事で、真ん前を陣取って2ステージ共
聴いて来ました。
ステージサイドで何やらゴソゴソと悪戯をしているBarryさま。
紙ナプキンを眼鏡に挟んで目隠し状態でピアノに向かって歩いて参りました(^^;)
ウッドベースに足を引っかけて転んじゃうんじゃないかとヒヤヒヤして見ていました。
思わず「Turn left!」と叫びました。皆が「もっと右〜、左〜!」とBarryさまをピアノまで
誘導したのです。
何ちゅうおっちゃんやーーー!
これで終わるかと思いきや、その目隠し状態で3曲も弾きました。
その姿のあまりの可笑しさにBassのEarl May,DrumsのLeroy Williamsもときどき吹き出して
おりました。
このトリオは本当に素晴らしい。阿吽の呼吸である。
N.Yのピアニストが沢山聴きに来ていました。 さすが、Barryさま。
この世代の人は本当に茶目っ気たっぷりである。
苦しい時代を生き抜いて来た、本物のJazzを知る人間にしか 成せぬ技である。
もっと沢山聴きたかった。
ずーっと追いかけていきたい。
Barryさま長生きしてね。
「For The Moment」

CDで見つけられず、NYのJazz Record CenterでLPで購入した。
Barry Harris Trioの1984年,Jazz Cultural Theatreでのライブ録音。
とてもタイトで厳しい演奏と優しくて沁みて来る演奏の対比が素晴らしい。この時期は
「Play Tadd Dameron」のような演奏だったんだ。
この10年くらい後だともっと優しい感じになって今の演奏に近いと思う。
「Looking Glass」が美しい。この曲は他でもやっていたなとよく思い出してみると少し後に
録音されたソロの「The Bird of Red and Gold」の「Tommy's Ballad」とほぼ同じ。
キーとサビのメロディーが少し違うかな。
Monkの曲をメドレーでやったり自作の「To Monk With Love」を演奏している。
Vanguardに聴きに来ていたNY在住のアメリカ人ご夫婦が若い頃このJazz Cultural Theatreに
通っていたと言っていた。ご主人がピアニストで奥さんも生徒だったそう。
でもレッスンが大変で駄目だった、というような事を言っていた。
ご主人も「Breakin' It Up」のLPを持参していた。
Barryさんに1st Albumですか?と聞くとうなずいていた。
長い変遷を経て、ずっとBarry Harrisは素晴らしい。